神経痛・リューマチ・痛風に効く温泉

神経痛・リューマチ・痛風に効く温泉

温泉療法での対象として一番利用度の高いのは、リューマチと神経痛です。
だいたいどこの温泉でも、効能書にこの二つの病気が記入されているといってもいいほどですが、根治には辛抱強い反復治療が必要です

一番症状が現れるのが関節ですが、その原因はよくわかっていません。
関節を滑らかにする滑液を作るのが滑膜で、滑膜は本来非常に薄い膜です。
しかしリューマチではこの滑膜が異常に増え関節の中の軟骨、そしてさらに骨が破壊されてしまうというのが主な症状です。
リューマチに罹患している方は全国で60万人くらいいると推定されています。

阿寒湖畔温泉 (北海道阿寒群阿寒町阿寒湖畔温泉)

交通 根室温泉釧路駅から阿寒湖畔行きバスで2時間10分

特別天然記念物マリモの生息地として知られる阿寒湖畔の南側に湧きでた温泉。
国道241号線から1本湖よりにある通りに沿って旅館お土産店、飲食店などが集中しており、昔ながらの温泉街という感じだ。

旅館やホテルのほとんどは湖に面しているので、部屋や露天風呂から阿寒湖の景色が一望。泉質は単純泉、硫黄泉等。

北海道でも有数の神経痛・リューマチの名湯です。
湯温は、54~67度。源泉は10か所で湯量も豊富で、入浴は高温湯で一回浴5~6分、一日2~3回を限度とします。

単純泉は引用も可能で標準はコップ一杯程度を、食前に一日1~2回ぐらい服用するといいでしょう。

カルルス温泉

交通 室蘭本線登別駅よりバス、途中の登別温泉乗り換えで30分

'登別温泉の北西約8km、高い山々に三方を囲まれた狭い谷あいに温泉街はある。
チェコスロバキアの有名な温泉「カルルスバード (現在カルロビ・バリ)」の泉質によく似ていることからこの名前が付いた。単純泉で肌触りが柔らかい、無色透明、無味無臭の湯だ。

泉質はエンカナトリウム泉、62度。神経痛、リューマチのほか、胃腸病、自律神経失調症、ノイローゼ、更年期障害、痔疾によく、飲用では肝臓病にも効きます。

三朝温泉 (鳥取県東伯町三朝町)

交通 山陰本線倉吉駅から三朝温泉行きバス20分

中国山地に続く三徳山の麓に湧く温泉で、発見されたのは約800年前といわれ源氏ゆかりの伝説の古湯でもある。
世界屈指のラジウム泉で、日本一のラドン含有量を誇る泉質も自慢。温泉地を貫く三徳川のせせらぎの音、カジカガエルの鳴き声が響く温泉としても有名で、三朝橋の辺の川辺に湧く混浴露天の「河原風呂」が名物。

痛風・糖尿病・消化器疾患・切り傷・婦人病など効果が期待できます。

湯の川温泉(北海道函館市湯川町)

交通 函館の市街地からも車で約10分

函館空港から近く、函館の市街地からも車で約10分、市電で手軽に行ける温泉街だ。
開湯が1653(承応2)年と北海道の中でも歴史は古く、江戸時代にはすでに松前藩主の難病を治癒させた記録がある。大型ホテルもあるが昔ながらの風情ある老舗宿が残っているためか、しっとりとした温泉情緒を楽しめる温泉街だ。

神経痛・胃腸病・リューマチ・婦人病・虚弱体質・創傷・湿疹など効果が期待できます。

草津温泉(群馬県吾妻郡草津町大字草津)

日本有数の名湯として名高く、名物「湯畑」を中心に、様々なタイプの宿やみやげ物店が多数ある活気のある温泉地。
殺菌力の強い源泉が町のあちこちから湧き出ていて、無料で湯めぐりができる。また町の外周は高原リゾートの雰囲気でおしゃれなカフェやペンション・ホテルも。

リューマチ・慢性皮膚病、慢性消化器病など効果が期待できます。

下呂温泉(岐阜県益田郡下呂町湯I島)

歴史は古く、江戸時代より湯治場として栄えてきた下呂温泉は草津、有馬と並ぶ日本三名泉のひとつ。
泉質はアルカリ性単純泉。肌になめらかな独特の感じがある下呂の湯を楽しみに、年間多くの人が訪れている。湯めぐり手形で、気軽に温泉を楽しむこともできる。飛騨牛、トマトジュース、栃の実せんべいなどが、お土産にお薦め

リウマチ、運動機能障害、神経症、神経麻痺、病後回復、疲労回復など
pH9.2で天然の石鹸効果で、滑らかな肌ざわりは美容や健康づくりにも優れた効果があります。